おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

2005-01-01から1年間の記事一覧

19901108 COMPLEX 吉川晃司と布袋寅泰のユニットCOMPLEXの東京ドームのライブアルバム。ギターがテクノという話をどこかで見かけたので買ってみる。どうもピンときませんでした。

LUNATIC MENU 一風堂(1982)

BookOffで250円でした。リアルタイムでLPで買ったはず。今聴きなおすと、テクノ風ニューミュージックの範疇のように感じられる。それにしてもすみれSeptember Loveいいですね。あと、クラフトワークとNeu!からインスパイアされまくったジャーマンロードが何…

日本怪奇小説傑作集 3 創元推理文庫

・「お守り」(山川方夫) アイデンティティもの。オチが明解なのが惜しまれる。 ・「出口」(吉行淳之介) なんだかわからない状況が面白い。鰻。・「くだんのはは」(小松左京) 戦時中の少年の話はうまいなあ。正体が明かされてからの畳み掛けるような展…

るんるんカンパニー1 2 とり・みき ハヤカワコミック文庫

秋田コミックス版は布教の為に買っては配布、買っては配布していたので何組買ったかわからないぐらいですが、また買ってしまいました。ハヤカワの本は情報が少ないので買ってみないとわからないことが多くて困る。作者のあとがきマンガ付き(しかも4巻連載…

妖怪ハンター (水の巻) 諸星大二郎 集英社

稗田礼二の出番がだんだん少なくなっていく……

11の物語 パトリシア・ハイスミス 早川文庫

ガラス瓶に這うカタツムリの写真が綺麗な表紙。 序ーグレアム・グリーン 解説によるとこの序は作者本人からばっさりやられたそうで可哀相です。誉めてるのになあ。 かたつむり観察者 ミステリゾーン風のシンプルな話だけど、なぜかいつまでも心に残る。中学…

マーク・トウェイン短編集 新潮文庫

昭和三十六年発行 平成十六年五十七刷 トムソーヤもハックルベリーも新訳が出た(未読)のを記念して短編集をゲット。正直言って活字が小さい。アメリカ流ホラ話に対する間合いの取り方というのが未だに良く判らないということと、百年前の小説ということが…

愛別外猫雑記 笙野頼子 河出文庫

猫を拾った。という話が笙野頼子にかかると凄まじい話になる。猫好きでもないのに何故か見捨てておけず、自腹で去勢手術をし、里親を捜し、猫嫌いの人でなしどもと戦い、ついには猫のために家を買ってしまう。新居のそばにも猫嫌いが住んでいて……。なぜそこ…

Blemish David Sylvian

を購入。出ているのを知らなかったが一昨年のリリース。あいかわらずの”あの声”で訳のわからない歌詞を歌っております。音はエレクトロニカと言えなくもないですが、どっちかというと即興音楽の系譜でありましょう。なにしろニカにありがちなグルーヴへの志…

デイヴィッド・シルヴィアンが「Nine Horses」というユニット名でCDを出したというので久しぶりにCD屋に行ってみる。が、見つからないので

怪盗クィーンと魔窟王の対決 はやみねかおる 講談社青い鳥文庫

子供が読んでいたのをつい読んでしまう。パターン化した登場人物がパターン化した行動をする。場面場面でいわゆる漫画的な絵が浮かぶような描写。(たとえば発言する人物がアップで力説。その後ろで汗を一筋タラリとさせ、目は笑いながらヲイヲイと言ってい…

がんばれみどりちゃん 1 唐沢なをき 講談社

漫画家21周年(ぐらい)ということで出版ラッシュの唐沢なをきということで、買ってみる。「さちことねこさま (2)」はとりあえずパスしてみる。

唐沢なをきの幻獣事典 唐沢なをき 講談社

漫画家超残酷物語 唐沢なをき 小学館

妖怪ハンター 天の巻 地の巻 諸星大二郎 集英社文庫

初出が1974年かあ。「生命の木」が映画化されたおかげか、妖怪ハンターも再版。 後ろの方になるほどストーリーテーリングがうまくなって、ページ数も長めになっているのがわかる。逆に初期の方が語り口にエッヂが立っていて、読者への印象が強いように思われ…

13のショック 異色作家短篇集(4) リチャード マシスン

リチャード マシスンの悲劇は「ミステリーゾーン」に関わったことで、相当な奇想を繰り広げても、なんとなく何処かで見た感触がしてしまうことだと思う。ミステリーゾーン的タッチはもともとマシスンのものだったのだが。そういうハンデを差し引いても面白い…

クライム・マシン ジャックリッチー 好野理恵訳 晶文社

久々のランニングホームラン。 殺し屋の元に、タイムマシンで犯行現場を見てきたという男が現れる。 カジノにルーレットの必勝法を編み出したという数学教授が現れる。 4セントとチェリーキャンディのために人を殺す話 冤罪とされて釈放された男が、嘘の証言…

どんがらがん アヴラム・デイヴィッドスン 殊能将之編 河出書房新社

ちゃんとしたものを書こうと思えば書けるのに、ちゃんと書いて何が面白いのか! という風に書き続けていると、一般受けしないという運命が待ち受けている。 かなり読者を選ぶ奇想小説集。 表題作である「どんがらどん」はカーニバル的な華やかさに満ちている…

”アップルのiMac G5欲しい!” と、書いてみたが実際のところは微妙なような気がする。高いし。 インテルCPUマックの実機が出るのは何時なのだろうか…。

壁抜け男 マルセルエイメ 訳:長島良三 角川文庫

異色作家短篇集なるべく買わないぞ同盟の活動報告。角川文庫を買ってみました。壁を抜けることが出来る男とか同時に複数の場所に存在できる女とか、奇想から出発して静かに終わる話が多くてかなり好みの話でした。弱者への優しい視線に心温まります。収載作…

一角獣・多角獣 シオドア・スタージョン 訳:小笠原豊樹 早川書房

異色作家短篇集を(3)から買ってみる。 一角獣の泉 死ぬまでには読んでおく価値があると思う。 熊人形 こういう時間軸の処理のテクニックは珍しい。しかも効果をあげている。 ビアンカの手 「海を失った男」にも収載。だれも共感できない異常さを題材にして、…

小鼠ニューヨークを侵略 レナード・ウイバーリー 創元推理文庫

ハリイ・ハリスン のステンレススチール ラット シリーズ(未読)と混同していたよ。 復刊ということで読んでみました。ヨーロッパ小国が成り行きでアメリカに宣戦布告して、あろうことか勝ってしまうという話。おおらかなユーモアが全篇を覆っていて、終始…

「沙高楼綺譚」 浅田次郎 徳間文庫

不見識にも浅田次郎の本を読むのは初めて。大して期待もせずに読み始めるが、面白い。各界の名士たちが集う「沙高楼」。世の高みに登りつめた人々が、ミステリアスな女装の主人に誘われ、秘密を披露しあう。稀代のストーリーテラーによる息を呑む驚愕の物語…

下流社会 新たな階層集団の出現 三浦展 光文社新書

一般向けに社会現象の分析をしてみせる類の本だと、理系の目で見ると論理的でなかったり、こじつけだったりするのが明らかで、それゆえ説得力を感じられないものがほとんどなのですが、これは説得力があるように感じられた。私が、この本で述べられていると…

短編好き

本を買えるところまで復活したが、本をすらすら読めるまでには回復せず。ぼちぼちと「壁抜け男」と「ほとんど記憶の無い女」と「どんがらがん」を平行してちびちびと読み進める。できのいい短編を読めるというのはほんと幸せだなあと思う。

「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」法月綸太郎 角川文庫

私がぼんやりと考える本格ミステリの範囲から大いに逸脱した傑作ぞろいで、たいへん楽しめました。なにしろ最初がウディ・アレンの神様を探す話で、最後がボルヘスの神学形而上学ミステリである。単に作品を集めただけでなく、収録されていない作品への案内…

「翻訳夜話」「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」村上春樹, 柴田元幸 文春新書

翻訳には うといので、なるほどそんなものかと思いつつ読む。同じものを二人で訳し比べてみる試みが面白い。柴田訳のほうが好みなのだが、私の性格からいって、やっぱりそういうものだろうなあと思う。

Koss Plug spark

通勤用に使っていたKossPlugのラインが断線したので、イヤホンを物色しに行く。Koss Plug sparkというのがあったので買ってみる。買ってから気がついたのだが、コードが白色ではないか。これではiPodを買いたいけれども貧乏で買えないので、イヤホンだけ白を…

Mr.TECHIE&MISS KIPPLE

Mr.TECHIE&MISS KIPPLE / 立花ハジメ立花ハジメを聞き返していたら、テッキ−君とキップルちゃんは持っていないことに気がつき、ちょうど再発されていたので購入。 Mr.TECHIE&MISS KIPPLEは、キュートでチャーミングという言葉以外で表現しようとすると、結果…

Hangable Auto Bulb

Hangable Auto Bulb / AFX リチャード・D・ジェイムスのAFX名義の「Hangable Auto Bulb EP」と「Hangable Auto Bulb EP2」をまとめたCD。確かに95年頃の音がします。ドリルン・ベースの可能性を開拓していた頃の意欲作。