おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

インヴィジブル・モンスターズ チャック・パラニューク 早川書房

ファイトクラブ以前に書かれて編集者に没にされた話。 事故で顔を失った元モデルが主人公。婚約者の裏切り。エイズで死んだ兄。死んだ後も父母の愛情を独り占めにする兄。時間と空間をシャッフルして語り出される、その真実とは。 最初からあまりにも肉体的…

私家版魚類図譜 諸星大二郎 講談社

鳥類に続く魚類図譜。魚と諸星大二郎の絵柄は合いそうでいて、微妙にどうかなあと言った感じ。やはり海が題材となると想像力の方向が、飛翔するよりも、深く潜っていく感じになるのだなあ。

百万のマルコ 柳広司 東京創元社

獄中では退屈が何よりの敵。獄中のマルコポーロが話す異国の話は、囚人たちの退屈を追い払う。しかし話が終わると、必ず謎が一つ残る。 ということで、黒後家蜘蛛の会方式の連作短編集。 短編推理小説は大好きなので、楽しく読みました。 惜しむらくは作者が…

大久保町の決闘 田中哲弥 早川文庫

兵庫県明石市大久保町はガンマンの町である。というギャグ。主人公の変な性格。なんだか妙にうまく運んでしまうプロット。あー面白かった。 こーゆーのは素直に面白がれるのに、いわゆるライトノベル的お約束にはいちいち引っかかるというのは何故だろう。よ…

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い 西尾維新 講談社ノベルス

主人公の相棒がコンピューターの世界的エキスパートなのはいいけど、髪の毛が青色ということが最後まで引っかかって物語に乗れぬまま読了。主人公はいつになったら”戯言”を言うのかなと思ったら最後までなし。戯言”遣い”なんだから、世界の見方を引っくり返…

フリッカー式 佐藤友哉 講談社文庫

妹が自殺。そしたら、自殺の原因はレイプで犯人はこいつらと教えにくる謎の人物。復讐のために犯人の娘達を誘拐監禁する主人公。跳梁跋扈する突き刺し殺人犯。 いかれた兄弟物ということでどうしても舞城王太郎のデビュー作を連想。佐藤友哉の方が、推理小説…

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹 富士見ミステリー文庫

転校してきた少女は自分を人魚だと言い張る。それは父親からの虐待が原因だった。悲しい結末へ一直線。主人公の父親が不在で、虐待父の描かれ方がパターン的で、単なる悲劇発生装置の位置づけであり、この小説には父性の不在を強烈に感じる。子持ちの私にと…

夢幻紳士外伝 I、II  高橋葉介 朝日ソノラマ

青年で定宿のある夢幻紳士。幻想譚としてはこのシリーズが一番いいかも。

巨船ベラス・レトラス 筒井康隆 文芸春秋

冒頭いきなり爆弾が爆発でサービス満点。でも昔だったら主人公が爆発に巻き込まれるのになあ。登場人物の場所が次第に船に移動する描写はさすが。各エピソードの結末がそれぞれ消化不良なのは、わざとやっているのだろうが、それが成功しているのかしていな…

帰宅途中で途中下車して、新しくできたブックオフに寄ってみる。古い本は置かない方針らしく、結局一冊も買わないで撤退。

書店の平積み台

いつものように書店の平積み台を眺めていたら、読みたい本が一冊もなくて、それでも眺めていたら、新刊書の群れが私を全力で拒絶しているように感じた。ちょっとショック。

ボスを倒したあたりから、世界樹の迷宮の難易度が急激に上昇。落とし穴とワープの嵐。小クエストもクリアするのが難しくなってくる。 息抜きに逆転裁判DSに手をつける。「有罪ではないかもしれないが、無罪と証明されたわけではない!」と理不尽な事を言う…

KARATE HOUSE : POLYSICS

発売日の二日後にCD屋さんを二軒回るも発見できず。 あれ?そんなにマイナーなバンドでもないと思っていたのだが。 1週間後に見かけたので確保。 ギターの人の暴れっぷりは見事。16曲も入ってお買い得だが、気を抜くとニューウエーブからすぐにロック寄…