2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
槙原敬之 小田和正 YUKI 井上陽水 忌野清志郎 上原ひろみをゲストに迎えたセルフカバー集。 豪華ゲストに全然負けていないどころか圧倒しているところが矢野顕子。名曲よりすぐり。ピアノとボーカル(ちょっとだけアコギとハーモニカ)のアレンジも聴かせる…
カフカの手稿を忠実に再現したカフカ全集が白水Uブックスに。・ニートに関する話としても読めるところが恐い。 ・何に関する話であるか、逸脱し続ける構造になっているところが恐ろしい。 ・NHKでやっていたいとうせいこうの解説。「カフカがボケているので…
読みました。
なんなの この完成度。ちくま文庫かサンリオ文庫の短編集(両方とも絶版)を探しだす必要があるようだ。
最近やたら目が遠くなってきて、無意識に本を遠ざけてしまう。そういう年寄が読むと、まあカヲル君もいろいろ大変だねえという他人事の感想を抱いてしまうところの物であることよなあ(詠嘆)。 そろそろ話をテキパキ進めても良い頃ではないのかのう。
完成までに70年もの歳月が費やされた「オックスフォード英語大辞典」。その作成に生涯を捧げた、ジェームズ・マレー博士と狂人ウィリアム・マイナー。事件は辞書編纂の開始前に、すべて終了していた。というわけで辞書の編纂自体は静かにお話が進みます。 博…
「蝿」は、小説の強み(想像力に頼る)を発揮して映像に負けることがない。全体的にトワイライトゾーン風の作品集。
なぜかわからないがそこにある悪意を描く作品集。後味が奇妙に悪い作品が続くので、体調が悪いこともあって、本当に気分が悪くなりました。読者の体調に異変を与えるとは、たいしたもんだ。
通勤経路にある本屋には何処にも置いていなかった。ちょっと外れた本屋に行ってみると、平積みされていた。やっぱり誰かが私の先回りして、隠して回っているに違いない。 副題にも書いてあるから良いのだと思うけど、グリム童話を題材にした短編集。 最初の…
曠野さんが黒井千次がいいと書いていたので本屋に行ってみるも、この本しか見つからない。で、読んでみる。最初の二編は、会社を舞台とした話であるが、ちと古びている感は否めない。そこから尻上がりに良くなっていく。最後の「散歩道」などは、日課の散歩…
ギリシャ時代の哲学者ディオゲネスは奇行で知られ(たとえば衣服の代わりに樽をまとっていた)、プラトンが「人間は二足歩行する動物である。」と言えばプラトンの言うところによると鶏は人間であると言い、「人間は二足歩行する羽根のない動物である。」と…
仮想現実をテーマにした連作短編集ということでいいのかな? 屁理屈がこねくりまわされる快感。突然出現するやるせなさ/せつなさ。もっと短編を書いてくれないかなあ。そいでもって文章がもっと上手くなれば言うことないのだが。
素晴らしい けど、無条件に素晴らしいと感じるリスナーの幅は狭いんだろうなあ。・スケッチショーは1ヶ月聴きつづけても飽きなかった。 ・坂本龍一のエレクトロニカは一回聴いたら飽きた。 ・高橋幸宏の日本語ポップスはセンチメンタル過ぎてちょっと……とい…
UFOにはそのときの社会的不安が色濃く投影されているというお話。 ほうほう、それでそれで? とゆーことは、トンデモ系のお話は、論理的に理屈と証拠で仮に論破したとしても、不安が社会に存在する限りは形を変えて思わぬところに現れるということではないか…
何故か古河日出男の本が書店で見当たらない。売れているせいか、売れていないせいなのか。ブックオフの100円コーナーで発見。 村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」へのトリビュート作品。 最初は、中学生が書いた村上春樹風の断片で、どうなることかと思…
片目だけ色盲の主人公の少年は高い知能と色覚能力を持ちアフリカで13の認識票を持った傭兵と幼少時に出会ったことが原因で二重人格となった美少女と出会う。少年は神を映像に収めることに成功し。 古川日出男の作品を読んでいる時に感じる物足りなさの正体…