2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
コインロッカーベイビーズ的。親と引き離された時に過酷な目にあった血の繋がらない捨て子の”きょうだい”が離島で育てられ、都会に出て、破壊する話。 いかにして法螺or嘘を核として物語を推進させるかということ。 異なるエンジンが多数搭載されたため、馬…
札幌から上京してきたフリーアナウンサーが、お天気お姉さんのオーディションを受ける。話が中だるみというか、主人公の過去の秘密で引っ張りすぎ。まさか、まだどんな過去だったか考えていないのではなかろうな。
久しぶりに見かけたのでゲット。内容的に古くなっている箇所が多いので復刊は無理だろうなあ。列挙することの面白さはここから学んだような気がします。
裏小倉の確認のためBookOffで購入。まあ、全部再読なのだが。火星のツァラトゥストラ:ツァラトゥストラが火星に現れた話。有名人の成り上がり方と没落のありかた。ツァラトゥストラに関してこれだけ理解していればたいした物ではないのだろうか。日本以外全…
SANDII & THE SUNSETZ関連音源が一斉に再発されたと聞いて、仕事を放り出してCD屋に。 見つからないと思ったらハワイアンのコーナーに置いてあったよ。一概に間違いだとは言えないけどさあ。 ニューウェーブ色、テクノ色が強い1,2枚目が特にいいわあ。 こ…
必要に迫られてブックオフで購入。 バーリートゥドやブラジリアン柔術が日本でも評判になり始めたころの作品なので、ミステリアスなものとして描かれている。格闘技小説にも時代の流れがあるのだなあということが判る。 いきなり冒頭から松尾象山(空手)と…
ぬるい現代ファンタジーということで、大変楽しく読みました。 現代に魔法が存在したら、ということを真面目に考えるその方法がファンタジー的ではなくてSF的手法。確固たる(SF的)異世界の構築に成功しているというところは、とてもデビュー作とは思えない…
目玉と玉子と金玉で三玉の話。話を下で徹底すれば聖に通じるという思想かと思われますが、なにしろキリスト教の素養がないので実感が涌きません。すると下の話として読む下賎な私としましては、光るものはあるにしても−尻ミルクとか玉子と戯れるとか−今の目…
イタリアの児童向けっぽいファンタシーていうか童話集。 表題作は家族に相手にされないのが嫌になった爺さんが猫になって広場にいると、まあ猫の半分は実は元人間。元天文学者の猫が猫たちに星座の説明をすると、猫たちは星座に猫座がないことに怒り出しスト…
GA Graphic:GA文庫:「ジョン平と一つの指輪:前編」 INDEX GA Graphic:GA文庫:「ジョン平と一つの指輪:後編」 INDEX 「ジョン平とぼくと」(大西科学)発売前の特別短篇。魔法が存在する現代に住む魔法が苦手な高校生生活という設定を紹介するところの…
表紙がいい感じなので画像を載せてみました。 海外女性作家しばりの恐怖小説集。流れを俯瞰するということで、歴史的意義が重視されておりますので、今の目で見ると古びていて、というか枯れている、というか古典的な怪談話も多く収録されている。 「追われ…
ドイツの作家。いまどき珍しいショート・ショート集。 捻りとしては一捻り半くらいでしょうか。悪くない作品ばかりです。しかしドイツではショートショートで本が出せるのか。うらやましい。 このまえ紹介した「奇術師の密室」(リチャード・マシスン)とい…