おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

どんがらがん アヴラム・デイヴィッドスン 殊能将之編 河出書房新社

ちゃんとしたものを書こうと思えば書けるのに、ちゃんと書いて何が面白いのか!
という風に書き続けていると、一般受けしないという運命が待ち受けている。
かなり読者を選ぶ奇想小説集。
表題作である「どんがらどん」はカーニバル的な華やかさに満ちているホラ話。「物は証言できない」は重苦しい話。「ナポリ」は何がなんだかわからない話。
何がなんだかわからない「ナポリ」が何がなんだかわからないけど面白い。