2006-01-01から1年間の記事一覧
復刊フェアということで購入。 SF最重要人物ということで、バラードの本は数冊積んではいるのだが、実を言うと今まで一冊も読んだことがなかった。長編型の作家ってとっつきにくいのだ、なんだか。 ということで短編集ということで読んでみる。 この、なんと…
昨日の勢いでブックオフで購入。再再再読くらいかな。 昨日は推理作家としての評価はなどと不遜なことを書いてしまいましたが、本短編集は文句なく傑作揃い。 「まっ白な嘘」は駄洒落オチなのになぜ本短編集のタイトルに採用されたのか、というのが最大の謎…
車輪の再発明を効率化する方法。(関連:ポップは歴史を持たない。) 読者・リスナー・受け取り手に対する悪意。 批評に耐えうるべき作品であると同時に、作者の叫びであることが両立しない場合、どちらを優先すべきか。 死にたいという気持ちが自然であるな…
東京創元社恒例、復刊フェアだそうで、初版は64年だから40年以上前の短編集。 ブラウンはSF作家としては天才だったけど、推理作家としての評判はどうなんだろう。 短編にしてはダルイ導入部が多いが、そこを乗り越えると面白いというか、するどいアイディア…
ジャケット写真いいね。いいね。結成30周年の本アルバム、曲はアコースティックとエレクトリックが絶妙にブレンドされた、ネオ・ニューウェイヴだそうです。シングル「ゆうがたフレンド(公園にて)」では、古いメロディーとバンドサウンドとエレクトリック…
HMVで買ったらおまけのCDシングル付でした。全曲を同時に再生してみた曲と、各曲の断片をサンプリングして並べただけの曲。リスナーへの悪意に満ちた快作です。いいぞー!もっとやれー! 本編は選ばれた音色を置いて並べたコラージュ。綺麗な音お洒落な曲洗…
CD屋に寄ったら売っていたので購入。最近TV見ないので知らなかったのだが、ケロロ軍曹のオープニング曲だそうだ。”You”ってきっとNHKのYOUからの引用だよね。 激しいリズムを黙々と叩いているという印象が強かったドラムが、本作ではなんか自己主張している…
スラップスティック版夢幻紳士の完結。 おばさまがマジに人を殺す場面が大ゴマにとってあった。やっぱり高橋葉介はダークなほうがいいね。
十数年前に起きた誘拐事件の真相とは。 しかし地味な話。瀬戸内海の小さな島の話なので小さくまとまっているのは作者の意図で、いろんな相似のイメージが重なっているのはわかるけど、地味な話です。 これ以上感想書こうと思ったらネタばれになるなあ。妹の…
前短編集「クライムマシン」が面白かったので購入。やっぱりよく出来た短い話はいいね。本格ミステリのありかたに疑問を呈した話が特に気に入りました。
なんなんだろうなあ。これ。対象への共感のなさが結果的に傑作を生むのだろうか(仮説) カザリとヨーコ 一卵性双生児の姉妹の片方だけが母親から虐待される話。がんばれーとしか言いようがない。SEVEN ROOMS 気がつくとコンクリートの部屋に閉じ込められて…
五、六冊読んだような気がするのだが、もう何を読んだかも忘れてしまったので心機一転。本格ミステリは、作中に提示された手がかりで謎が解決されるように構成された作品のことを言うのだと考えている。とすると、探偵は推理に必要な手がかりは全て与えられ…
やっと読み終わる。京極堂も榎木津もいまひとつ冴えない感じ。関口くん(いままでと比べると)頑張ってる。(けど何もしない)。どんどんキャラ萌え話に傾いてきているのがなあ。読者が読みたい話を書いてどうする。 トリックの構造が、いわゆるアリバイトリ…
2006/10/25発売予定ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッドの先行シングル わ、わからない。な、なんだか、わからない。You got a Frends ? 一筋縄ではいかない彼らが唱歌的メロディーを使って何を目指しているのか、わからない。この歌の主人公の年齢がわか…
2006/10/25発売予定Sensuousの先行シングル第二段 1. Breezin’ 2. Cue 3. Fit Song-The Books Remix-“eat white paint” 4. Kling KlangYMOのCueをカバーしているというので購入。前アルバムのPointを洗練してみましたと言う感じでしょうか。20分近く風鈴っぽ…
頭が茫漠としている人の内面を説明・解説しようとしているところがなあ。説明はいいから描写しろよと思う。読み進めればそこに仕掛けがあるのかもしれないので迂闊なことはいえないところが怖い。頭が茫漠とした人の描写というと橋本治の「無花果少年と瓜売…
読んでも読んでも進まない。分厚くて持ちずらい。「姑獲鳥の夏」ならもう話が終わっている頃だが、なかなか魅力的な謎が出てこない。だんだん辛くなってきた。
ウルトラファイトって辛気臭くて嫌いだったのだが、特撮愛に溢れた人にとっては魅力的な番組だったようである。唐沢漫画として読めば面白いのだが、本編はこれよりもグダグダしてたからなあ。パロディを越えた本編ってある意味すごくないか。
コインロッカーベイビーズ的。親と引き離された時に過酷な目にあった血の繋がらない捨て子の”きょうだい”が離島で育てられ、都会に出て、破壊する話。 いかにして法螺or嘘を核として物語を推進させるかということ。 異なるエンジンが多数搭載されたため、馬…
札幌から上京してきたフリーアナウンサーが、お天気お姉さんのオーディションを受ける。話が中だるみというか、主人公の過去の秘密で引っ張りすぎ。まさか、まだどんな過去だったか考えていないのではなかろうな。
久しぶりに見かけたのでゲット。内容的に古くなっている箇所が多いので復刊は無理だろうなあ。列挙することの面白さはここから学んだような気がします。
裏小倉の確認のためBookOffで購入。まあ、全部再読なのだが。火星のツァラトゥストラ:ツァラトゥストラが火星に現れた話。有名人の成り上がり方と没落のありかた。ツァラトゥストラに関してこれだけ理解していればたいした物ではないのだろうか。日本以外全…
SANDII & THE SUNSETZ関連音源が一斉に再発されたと聞いて、仕事を放り出してCD屋に。 見つからないと思ったらハワイアンのコーナーに置いてあったよ。一概に間違いだとは言えないけどさあ。 ニューウェーブ色、テクノ色が強い1,2枚目が特にいいわあ。 こ…
必要に迫られてブックオフで購入。 バーリートゥドやブラジリアン柔術が日本でも評判になり始めたころの作品なので、ミステリアスなものとして描かれている。格闘技小説にも時代の流れがあるのだなあということが判る。 いきなり冒頭から松尾象山(空手)と…
ぬるい現代ファンタジーということで、大変楽しく読みました。 現代に魔法が存在したら、ということを真面目に考えるその方法がファンタジー的ではなくてSF的手法。確固たる(SF的)異世界の構築に成功しているというところは、とてもデビュー作とは思えない…
目玉と玉子と金玉で三玉の話。話を下で徹底すれば聖に通じるという思想かと思われますが、なにしろキリスト教の素養がないので実感が涌きません。すると下の話として読む下賎な私としましては、光るものはあるにしても−尻ミルクとか玉子と戯れるとか−今の目…
イタリアの児童向けっぽいファンタシーていうか童話集。 表題作は家族に相手にされないのが嫌になった爺さんが猫になって広場にいると、まあ猫の半分は実は元人間。元天文学者の猫が猫たちに星座の説明をすると、猫たちは星座に猫座がないことに怒り出しスト…