おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

フリッカー式 佐藤友哉 講談社文庫

妹が自殺。そしたら、自殺の原因はレイプで犯人はこいつらと教えにくる謎の人物。復讐のために犯人の娘達を誘拐監禁する主人公。跳梁跋扈する突き刺し殺人犯。
いかれた兄弟物ということでどうしても舞城王太郎のデビュー作を連想。佐藤友哉の方が、推理小説の枠組みを信頼している。サリンジャー好きを公言しているということだが、あの超絶的に上手い小説家を好きと公言できる蛮勇に賛辞。