おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

犬儒派だもの 呉智英 双葉文庫

 ギリシャ時代の哲学者ディオゲネスは奇行で知られ(たとえば衣服の代わりに樽をまとっていた)、プラトンが「人間は二足歩行する動物である。」と言えばプラトンの言うところによると鶏は人間であると言い、「人間は二足歩行する羽根のない動物である。」と訂正すれば、羽をむしった鶏を教室に放り込んだ。
 ディオゲネス派の哲学をキニク学派と言い、日本語では犬儒派とされる。
というのが前書きで、中身は水木しげるは本人が一番面白いということを綿々と綴っている。あと、日本を憂いたりしている。