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おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

太陽の塔 森見登美彦 新潮文庫

京大の五回生がふられた相手をストーキングする話。で、日本ファンタジー大賞。
・異常に読みやすい。これは私だけかも。
・冒頭で宣言されているように「ライ麦畑で捕まえて」である。
・そういう心構えで読めば、痛い男(少年)が、もともとその気があったが、他の人にはどうってこともない事が次々と心に降り積もり、頭がおかしくなってしまう話である。
・ファンタジーとしては良くできているが、作者は周到に塀を張り巡らせていて、一番痛いところを決して見せない。
・そこが惜しい。
・邪眼が活躍する話が読みたい。
・クリスマスの騒動の場面がよかった。

【追記】
一晩たっても「遠藤君の携帯電話で電話をかける場面」と「クリスマス騒動の場面」が頭から離れない。読了直後に思ったよりも、たいした小説なのかもしれない。