おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

2006-06-11から1日間の記事一覧

漢字語源の筋ちがい―お言葉ですが…〈7〉 高島俊男 文春文庫

週刊文春の連載をまとめたもの。週刊誌を読む習慣がないの。そういえば電車の中で週刊誌を読む人も滅多にみかけないなあ。男性週刊誌って基本的に世間に対する嫉妬と呪詛に満ちていて、読むと精神衛生上よくない。一部ではこういう良質の連載があるというの…

子どもは判ってくれない 内田樹 文春文庫

一行要約「話を複雑にするほど話が早い。」 黙って読むと筆者の書いていることを鵜呑みにしそうになるが、それは筆者の望むところではあるまい。その意味では橋本治の解説は良い点を突いていると思う。

ドランのキャデラック スティーブン・キング 文春文庫

キングの小説の良さというものがよくわからない。こんなに誉める人が多いのになあ。私になにか精神的な欠陥があるためだろうか。ということで短篇なら良さがわかるかもと読んでみる。 やっぱり駄目だなあ。アメリカンというか大味というか、発想は悪くなんだ…

太陽の塔 森見登美彦 新潮文庫

京大の五回生がふられた相手をストーキングする話。で、日本ファンタジー大賞。 ・異常に読みやすい。これは私だけかも。 ・冒頭で宣言されているように「ライ麦畑で捕まえて」である。 ・そういう心構えで読めば、痛い男(少年)が、もともとその気があった…