おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

天使の牙から ジョナサン・キャロル 創元推理文庫

愛すなわち生きることのすばらしさを歌い上げた直後に死すなわち絶望の淵に叩き落とすその繰り返しに船酔い状態。しかしながら、愛は虚構であるし、生きている限り死には出会えないから死もまた虚構である。って、感想にも何にもなっていないなあ。途中で警官が出現するシーンはさすがキャロル。書いてある内容は私の趣味範囲から大きく逸脱しているのに読ませるのはさすが。
しかし、何の予備知識もなくキャロルの「死者の書」を読むことができた自分って、なんてラッキーだったんだろうと思う今日この頃。