おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

シナオシ 田代裕彦 富士見ミステリー文庫

寿命を残して死んだ者は、生き返ることが出来るという設定を生かした別の話。自分が犯した殺人を防ぐために時を遡って行き返った主人公。ということでファンタジーというかSF。

ファンタジーとすると丸く収まりすぎ。タイムパラドックス物として読むと、複雑さがもの足りない。ミステリとして読むと、仕掛けが見破りやすい上にフェアでない部分が。ライトノベル的な”心情の説明過多”が足を引っ張っていると感じました。どの方向でまとめるか決めて、その方向に徹底すればもっと良くなったかもと思いました。