2007-01-27 無限の果てに何があるか―現代数学への招待 足立恒雄 光文社知恵の森文庫 虚数の存在が要請された理由とか、三角形の内角の和が180度でない幾何学とか、「1+1=2」となる理由とか、不完全性定理だとかをやさしく一般向けに書いた本。 集合論が数学の土台というのは恥ずかしながら始めて知りました。 誰かが褒めていたので買ってみると、イラストがいしかわじゅん。こんな仕事もしているんだ。 数学者としての矜持を保ちながら、限界までやさしく書いた本。 仕事で疲れた頭で読む。理解しなければいけない概念を飛ばして読み進める。酒を飲んでバイクを走らせているような危険な爽快感が味わえる。