おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦 角川書店

「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々。登場人物すべて魅力的なキャラクター。奇想天外な、でも作者が描く京都なら起りかねないとんでもない事件の数々。ヒロインの魅力、主人公の真摯さ(と自己欺瞞)。ご都合主義と呼べば呼べ。たまにはご都合主義と甘い結末と萌えヒロインと駄目主人公と少しの勇気が必要なのだ。うるさいうるさい、誰がなんと言おうと今年ナンバーワンはこの本。