おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

まとまらない夏【第二部】

列車のあちこちから乗客同士の話し声が聞こえてくる。

通路の向こうから「佐賀弁」のイントネーションの声が聞こえる。

コージー・パウエルの最後のバンドってどこ? 」
国務省かも。」
「それはパウエル国務長官と混同しているのでは。」
「「いや」「まあ」、「本当」にどうでもいい事だが。」
「はあ」
「中国からの留学生が友達にいるんだけど。」
「はぁ」
「名前が奥 健民」
「焼きビーフンでも作りそうですね。」
「で、彼の配偶者が奥 健美。」
「お茶のCMに出そうですね」
「だから、奥さんの奥さんは奥さん。」
「奥さぁん。」
「しかも、奥さんの旦那さんは奥さん。さらに奥さんの旦那さんの奥さんは、奥さんの奥さんである奥さんの旦那さん。」
「ややこしいですね。」
「これがまた大富豪である叔母の遺産が「億千万」ほど転がり込んできて。その金で億ションを購入して、そこに住んでいる奥さんの旦那さんは働くのがおっくうで…」
「もう良いですよ。」
「奥さんの叔母さんも奥さんで、大日本翼賛会の会員。大日本翼賛会なんて、もうよさんかい。」
「落ちがつきましたか。」
「このように苗字というものは奥深いものである…と、いへり。」
「はあ。」
「「和田勉」が「ベン・ハー」と結婚すると、ベン・ベン。」
「それはちょっと間違っているのでは。どちらともファーストネーム「だし(出汁)」」
「「アルプス」の少女ハイジに出てくる「クララ」が最「近、鉄」腕アトムと結婚したらしい。すると、♪クララ科学の子。」
「そろそろ苗字の話から逸脱しているような。」
「「立った」、立った、クララが立った。クララが立ったんだった。ダッタン海峡で立ったんだった。」
「そういう脈略のない駄洒落を書くから破綻していると言われるんですよ。」

「うむ、やはり「ダメだった」か。」
「「駄目そう」ですね。それで話が「済んだ」んですか?」 
「話は変わるが、明治ブルガリア・ヨーグルトというものがあるだろう。」
「「ちょっと」変わりすぎですよ。いくら縛りが多いからといって限度というものが。それにだらだら長すぎますよこの雑文。」
「文句を言うな。そんなこと(「琴」)を言うとメタ雑文になってしまうではないか。えーっと何だったかな。「勃牙利(ブルガリア)った」っけな?」
「無理やりですね。」
「あれを凍らすとなかなか美味い。ガリガリ「噛んだ」あとに歯にしみるのもいい。」
「知覚過敏ですか。歯医者に行った方が良いのでは。」
「歯医者は嫌いでな。あのドリルがもうダメで。あれは「半田」「こて」を口に突っ込まれるようなものです(「DETH」)。」
「です。と言われても。」
「あれは、ほとんど犯罪行為に近いのではないか。」
「そうは思えませんが。」
「犯罪といえば、ジャニーズのタレントが犯罪を犯しても、あまり非難されないという特典があるらしい。マスコミも、相手が売れっ子である「から、すこ」しは手加減するのであろう。まあ今までは未成年の飲酒とか道路交通法違反とか可愛いものだが。これが更に大きな汚職事件…例えば医薬部外品の認可に絡む汚職とかでつかまっても、マスコミでは例えば稲垣(仮名)容疑者と呼ばないのであろう。稲垣(仮名)「綿棒」とか。」
次の駅はまだまだ遠いようである。

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御用聞き・ウナギ犬のネットでGO! 雑文祭
http://loukas.cside.com/087.html

≪ 縛り ≫

1.文中に次の語句を必ず用いること。

「ウナギ」 「犬」 「インターネット」 「どっぷり」 「引きこもり」 「廃人」 「ハイジ」 「立った」 「勃った」 「クララ」 「アルプス」 「アルペン」 「和田勉」 「佐賀弁」 「ベン・ハー」 「はあ」 「はぁ」 「奥さん」 「奥さぁん」 「億千万」 「GO」 「DETH」 「デスちぇニー」 「ちょっと」 「噛んだ」 「半田」 「コテ」 「面」 「綿棒」 「ヤン坊」 「マー坊」 「年金予想」 「駄目そう」 「近鉄」 「カラスコ」 「本当」 「ダメだった」 「いや」 「まあ」 「済んだ」 「琴」 「出汁」

2.文中に次のフレーズを必ず用いること。

「どちらかと言えばウズベキスタン人」
「巨人大鵬たまごっち」
「今日の味噌汁はビーフストロガノフ風」
「惨事のおやつは文明堂」
コージー・パウエルの最後のバンドってどこ? 」

3.ウナギ犬のような細長くて得体の知れない物体を登場させること。
(以下略)