おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

テスト

正十二面体スピーカー作成のテスト。とりあえず厚紙で作ってみる。サイズが小さいため、エンクロージャーの効果まったくなし。一個だけ作ってアンプに接続して通電したらアンプから火が出た。アンプ再起不能。まあ900円のキットだからいいか。ちゃんと説…

お盆休みも今日で終わりというのに、なぜ会社で仕事をしているのだろう。冷房も効いていないのでプチサウナ状態。汗が出きったところで会社を出る。外のほうがまだ涼しい。 帰宅途中でビックカメラに寄り、カセットウォークマンを購入。押入れからカセットテ…

K-20DVDを視聴。明智小五郎が華麗な推理を一向に披露しないのでは、怪人二十面相も張り合いがなくて困るだろうと思われた。主人公の遠藤平吉(金城武)はいい味を出していたなあ。財閥のお嬢様(松たか子)は、10代の役柄であろうことが悔やまれる。 なん…

本日、新幹線の行き返りで読んだ本。悲しき人形つかい 梶尾 真治(光文社文庫)カジシンのドタバタは、何か遠慮している雰囲気がある。 不死の怪物 ジェシー・ダグラス・ケルーシュ 文春文庫1922年の隠れたホラー古典。クラシックな世界にどっぷり浸かるひ…

予告探偵 木塚家の謎

予告探偵 木塚家の謎 太田忠治 中央公論新社 謎が発生することを察知し、予告状を送りつけ謎を解決する摩神尊。 で、予備知識無しで読み始める。5作品収録で、2番目から4番目までは1953年〜2135年の事件。ワトソン役の木塚の下の名前が変わっていくことにし…

勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪

勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短編〈2〉 (新潮文庫) (文庫) 冒頭の「嵐のあとで」が特に素晴らしい。 いきなり夜の酒場の喧嘩で首を絞められているという息苦しい場面から開始。嵐を挟んで大海原に一人という開放感。沈没船とその…

Stop Making Sense Talking Heads

1984年のライブの様子を記録したドキュメンタリー映画『Stop Making Sense』のサントラ盤。 なんか、いきなりトーキングヘッズのマイブームが来たので購入。黒人白人混成のリズム隊いいね。 って、歴史的名盤なんだから私の解説なんか不要。

FLYING SAUCER 1947 ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス

テクノに飽きた細野晴臣が、自分のルーツであるカントリーを演奏する。 マジにカントリーやってます。昔のマイクを引っ張り出して録音しているので、昔の音だけれども全体的にクリアな録音という、妙な音場になっています。妙だ。 (細野的)HIPHOPの「ボデ…

不確定世界の探偵物語 鏡明 創元推理文庫

本が読めない奇病に罹患してしまったので、リハビリがてら既読の本を文庫化の機会に再読。というか雑誌掲載時にも読んでいるので三度目か。 タイムマシンで過去を改変しまくっているので、現実世界がころころと改変されてしまう世界に生きるハードボイルド。…

霧の壁 フレドリック・ブラウン 創元推理文庫

射殺された祖母の死体のそばから警察に電話した僕は、記憶喪失だった。 殺したのは自分か? 1960年初版。田中小実昌訳 アリバイがあったため釈放された主人公は、見覚えの無い知人達を訪ね回る。 サスペンスとしてよく出来ている。主人公の性格設定と、トリ…

夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信 創元推理文庫

自分を偽り小市民を目指す少年と少女。 前作「春季限定」の設定からしますと、あらかじめ予告されていたと言えなくもないですが、さて秋季限定がどう書かれるのか、それともこれで終わりなのか。わくわく。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 入間人間 電撃文庫

小さい頃誘拐・監禁されて精神が不安定になった二人を描くところのライトノベル。ミステリ的仕掛けがあるのだが、テーマに沿って有効に機能しているとは言えないところが惜しい。別に仕掛けがなくてもよかったんじゃないか。いわゆるオタク的気の利いた台詞…

ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界 大西科学 GA文庫

エンターテイメントの定石を踏み外して、雑文的な盛り上げを選択した作者の決断に拍手。この小説を適切に評価する言葉を捜しているところだが、なかなか見つからない。

言葉の常備薬 呉智英 双葉文庫

知らないことばかり書かれていて勉強になる。

新幹線の中で読書

ゲド戦記を読む

DVD発売記念のフリーペーパー。ローソンで貰う。レジの人に話が通じず苦労する。レジの下に隠してあった。ゲド戦記は一巻だけ読んだかなぁ。

大久保町は燃えているか 田中哲弥 ハヤカワ文庫

前作では西部の町だった大久保町が、ぬけぬけとナチスに占領されている。で、前作と同様に抜けている主人公が巻き込まれるわけです。この「ぬけぬけと」感は、一回はまると癖になるね。で、天候の悪い日の飛行機の中で読んでいて、これで墜落すると人生最後…

Self-Reference ENGINE 円城塔 早川書房

文學界新人賞を受賞したんで、とりあえず出版しとくか。といった感じを受けたのだが。 冒頭から引用 全ての可能な文字列。全ての本はその中に含まれている。 しかし、とても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかるという保証は全くのところ全然…

天使の牙から ジョナサン・キャロル 創元推理文庫

愛すなわち生きることのすばらしさを歌い上げた直後に死すなわち絶望の淵に叩き落とすその繰り返しに船酔い状態。しかしながら、愛は虚構であるし、生きている限り死には出会えないから死もまた虚構である。って、感想にも何にもなっていないなあ。途中で警…

細野晴臣トリビュートアルバム

最初と最後に置いてある細野氏のデモバージョンがアクセントとなってすごくいい。 彼のメロディーと歌詞には、女性のウィスパーボイスが非常によく合うことよ(詠嘆)。 特に良かった曲。けだるいジャズになった「ハイスクール・ララバイ」。なんかイモ欽ト…

青い蛇―十六の不気味な物語 トーマス・オーウェン 創元推理文庫

珠玉の短編集「黒い玉」の残り半分が文庫化。東京創元社えらい! オールドスタイルの怖い話。黒い玉よりもつじつまの合わない、説明が足りない、つまりは一言で要約できない話が多くて魅力的。

異形家の食卓 田中啓文 集英社文庫

タイトルからして伊藤家の食卓の駄洒落。食をテーマにしたグロテスクな短編集。グロテスクは良いとして、何故駄洒落で全部ぶち壊ししてしまうのか。 それは、そうしたいからだ。 そして、読者に対する悪意という面もある。 一言でまとめると、それが彼の生き…

サバイバー・ミッション 小笠原慧 文春文庫

20XX年、スラム化する東京で事件は起きた! 警視庁捜査官・麻生利津は連続首狩り殺人の捜査を命じられ、人工知能ドクター・キシモトと共に犯人の闇の世界に踏み込む。 あれ?この本、羊たちの沈黙だったけ?的シーンで減点。せっかくの未来設定なのに、せ…

スパイダー パトリック・マグラア ハヤカワepi文庫

カナダから二十年ぶりに帰国した主人公。記憶が混濁し、歩くのもままならない。記憶を整理するために日記を書き始める。次第に日記の内容は過去と現在が入り乱れ始め、幻覚までもが混入してくる。少年時代に、父は母を殺し、娼婦が母と入れ替わって何食わぬ…

半茶が更新されない

本家サイトはローカルでは更新されているのだが、何故かアップロードする気になれない。

やっと目当ての本を見つける

パトリック・マグラアのスパイダーをやっと発見。読み始める。信頼できない語り手に飽き始めている自分に気がつく。

久しぶりにCDを買ってみる

細野晴臣のトリビュートアルバム。トリビュートアルバムは外れが多いのだが、これは当たり。ヘビーローテーション中。

空を見上げる古い歌を口ずさむ 小路幸也 講談社文庫

講談社BOOK倶楽部 内容紹介より 20年前、兄が言ったんだ 「誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んでほしい――」みんなの顔が〈のっぺらぼう〉に見える――。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした…

グロテスク パトリック・マグラア 河出書房新社

イギリスの田舎屋敷に新しい執事が来てから、屋敷が崩壊するまで。 語り手は屋敷の主人。植物人間で意識も混濁気味。記憶と妄想が入り混じる。全く信用できない語り手。 ゴシックとミステリの融合。グロテスクなゴシック風を味えますが、途中で物語を推進す…