おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

ガラスのなかの少女 ジェフリー・フォード ハヤカワ・ミステリ文庫

いんちき降霊会を催して金をまきあげる霊媒師一味は、訪れた屋敷で少女の幻影を見る。が、その時すでに少女は殺害されていた……

本屋で見かけたときには、タイトルから判断してサイコ物だと思って一旦スルー。積んである本に股間を押し付けながら立ち読みし続ける男がまた出現したので手に取れなかったというのもあったし。
帰宅してから、「シャルビューク夫人の肖像」の作者ということを思い出して、書店に再度ダッシュ。
やっぱり詐欺師物には外れが少ないね。面白い。
笑いあり涙ありアクションありスリルありサスペンスありのちょっと考えさせられるところありのエンターテインメントの王道。
ところで、昨日読んだ「夜中……」にも出てきた「蝶とその模様」、「コナン・ドイル」という二つの重要なモチーフが本書にも登場。シンクロニシティ