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おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

邪魅の雫 京極 夏彦

頭が茫漠としている人の内面を説明・解説しようとしているところがなあ。説明はいいから描写しろよと思う。読み進めればそこに仕掛けがあるのかもしれないので迂闊なことはいえないところが怖い。頭が茫漠とした人の描写というと橋本治の「無花果少年と瓜売小僧」だったかな? あれは凄かったなあ。何も考えていないことを示す為に延々と「……」が数ページに渡って続いていた。え? 「邪魅の雫」が「無花果少年と瓜売小僧」なら、「ルー=ガルー」が「桃尻娘」?
半分を過ぎたあたりで、目は文字を追っているのだが、内容が全く頭に入ってこなくなった。榎木津が突如出現するあたりで目が覚める。が、再び頭に内容が入ってこなくなる。あれ?ひょっとして読者の頭も茫漠とした状態にするというメタ手法なのかな。こういう読書も面白いと思いつつ、辛くなってきたので読書は一時中断中。