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おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

ジョン平とぼくと (GA文庫)作者: 大西科学,銀八出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ発売日: 2006/09/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 122回この商品を含むブログ (100件) を見る

ぬるい現代ファンタジーということで、大変楽しく読みました。
現代に魔法が存在したら、ということを真面目に考えるその方法がファンタジー的ではなくてSF的手法。確固たる(SF的)異世界の構築に成功しているというところは、とてもデビュー作とは思えない。
読後、メリハリが足りないような気がしたが、どうやらこのぬるい感じは、作者が断固としてこの小説の哲学としてやっているに違いないことを確信しました。そんな微妙な信念が読者に届くのかと、ちと不安になります。
同じ題材で例えば乙一なら話が始まる前に一人死んでいるだろうし、舞城王太郎なら少なくともクラスは全滅、下手すれば人類滅亡寸前までは行くでしょう。
ジョン平の続きはもちろん読みたいのだが、別のもっと”いわゆる飛び道具”の効いた話も読みたいなあ。