おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

シンデレラの罠 セバスチアン・ジャプリゾ 創元推理文庫

「翼とざして」(山田正紀)の後書きに「シンデレラの罠」と書いてあったので読んでみる。翻訳が古いし、読者に親切とは言えないフランスミステリということで、苦労しながら読む。主人公が探偵で犯人で被害者で目撃者という仕掛けは天晴れだが、やっぱりどうゆう話だったのか二回読んでもはっきりしない。読み手の頭が悪いとこういう時に困る。
 フランスミステリと相性悪いんだよなあ。昔、ハードボイルド長編で主人公が絶体絶命の危機のクライマックスの時に、突然洪水が起きてみんな死んでしまうというのを読んでから、フランスのミステリは真面目に読めない体質になってしまったのだ。