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おそらくは半茶のblog

流行に乗り遅れてはいかん!とブログをはじめてみたおっさんです。

古本屋

雨の降り始めといえば、数年前は盛んにオゾンの匂いがしたものだった。数十年前は車に轢かれた蛙の匂いがした。最近は、カタツムリの匂いがする。
昼過ぎに目を覚まして特にすることもなかったので、小雨が降る中、古本屋を開拓しにいく。
印刷したGoogle Mapを頼りに隣の駅から順に辿っていく。二軒のうち一軒は潰れていた。もう一軒は爺さんがラジオを聞きながら店番をしていた。麻耶雄嵩は「蛍」があるのみ。
電車で次の店に向かう。ホームから見えた古本屋は、どうも品揃えから判断すると全共闘世代の店らしい。その割にはやおい同人誌とか置いてある。目当ての作家の本は見当たらず。次の店は上品そうな老婦人が店番。町内会の爺が口説いている。明日から旅行に行くらしい。ノベルスは置いていない。次の店は岩波文庫が充実していた。当然のように新本格には冷淡。
次の駅に進む。一軒目は大学の教科書が主体。二軒目はレンタルビデオ屋になっていた。三軒目は古いSFが豊富に置かれていたが、ミステリには冷淡。旺文社文庫内田百間があったが見送る。
疲れたので駅に戻り本屋に入ってみる。一冊も置いていないので落胆しながら電車に乗る。
既に雨は匂いを洗い流し、もう水の匂いしかしない。