クライム・マシン ジャックリッチー 好野理恵訳 晶文社
久々のランニングホームラン。
- 殺し屋の元に、タイムマシンで犯行現場を見てきたという男が現れる。
- カジノにルーレットの必勝法を編み出したという数学教授が現れる。
- 4セントとチェリーキャンディのために人を殺す話
- 冤罪とされて釈放された男が、嘘の証言をした相手を探す
- 哲学のために人を殺した男
- 飛行機で隣に乗り合わせた女性二人のかみ合わない会話
- 妻は旅行に言ったと言い張る男
- 切り裂きジャックの末裔と言い張る男
- 女性二人のかみ合わない会話
- 終身刑の女性
- 名探偵の推理
- 怪奇現象とそれに気がつかない相棒
- 祖国を追われた伯爵が夜だけの探偵に 1、2,3,4
- 英国の田舎の古い家系に伝えられる怪奇現象
どの作品の結末も、予想より一回転半多めに捻ってある。今年一番の収穫かも。未訳の作品も沢山あるそうだから、この本が評判になって第二弾が出ないかなあ。